私の神社道は職人の世界でした

神職の皆様は皆それぞれ、ご自身なりの歩んできたケースは違うものです。

仮に、大きな有力神社の息子さんと、そうでない方との差もあり、さらに学閥もあり、さらに最も大きく大別すると、社家(しゃけ)・非社家(ひしゃけ)か、これによってもその歩む道程は全く異なります。

私の場合は、若い頃、とても有名な厳し宮司さんのもと、毎日、やるかやられるかで仕事をしてきて、悔しい思いばかりでしたが、同僚の仲間に恵まれて、何とかやって来れました。このようにして得られた技能なので、一生モノの手に職を得られた、と今では思っています。

夏の大祓式の地の輪を作るにしても『一番カッコよく作ってやる』とか。

お正月用のおみくじ掛けを作るにしても『一番うまく作ってやる』とか。

まぁ、これも職人魂ですね!