奉納とは、当神社から求めて応じて頂くことを申します

これまで『奉納します』という申し出をいくつかお受けしてましりましたが、全てが実を結んだわけではなく99パセントが御断りする結果となっております。

なぜならば、『この石を奉納したい。送るので建てて欲しい』と、ずいぶん勝手にどこかで作った石碑を、文言も勝手に入れちゃって『この神社に奉納するので建ててほしい。工事費までの面倒は見れない』

とか『防風林を奉納するので、苗を100株送るので植えて欲しい。工事費の面倒は見れない』

などなど、たくさんありましたが、普通お分かりになると思いますが、こちらで迷惑するものは要らない、ということをお構いなしに言って来られる人がたくさんいらっしゃり、困ったことの連続でした。

当職では「この件は当神社では応じられません」というと、『じゃどっか照会してくれ』と。
それもできません。私が紹介しなければいけないことは無いからです。

防風林も、お素人の方は木が生えていればきっと風から守られる、と思っておられると存じますが、日本と台湾の南端では台風のスケールが違います。全く違います。

自然に高い木が生えていないのは、台風で持たないので生えない環境があるのです。
また、数年前に当神社を襲ったスーパー台風などは瞬間最大風速64メートルが直撃しました、こうなると、木の枝一つでも弾丸のように飛ぶわけです。

しかも植栽に関しては村の観光推進事業もあり、植栽計画もあるので、急にそう言われても困るのですよ。

現在は県から風景特区に指定された関係もあり、以前よりももっと気を付けています