2015-09-01から1ヶ月間の記事一覧

【推察】 遥か南方の同胞にとっての玉音放送

昭和20年8月15日、大日本帝国は悔しくも大戦に敗れ、昭和天皇陛下の玉音を以て日本本土を始め共に戦った旧内地外の同国民の各地に陛下御自ら終戦を宣言する放送が流されました。 これより大日本帝国は日本国に改められ、共に戦い心を交わした旧内地から…

歴史学のススメ

最近、屏東縣牡丹郷では牡丹社事件の史跡を巡る旅が流行しているようです。 私自身、大学の専攻が歴史ですから、当時の教授がいつも言っていたことは『歴史はワラジ学問なんだ。文献だけではなく実地踏査が欠かせないんだ』と言っていました。 牡丹郷石門村…

台湾の神様の樹

日本に於いては神様に供える樹としては榊(サカキ)が一般的ですが、万葉集には招魂(オガタマ)の樹が神が好む樹として紹介されています。 また関東以北ではヒサカキを用います。 台湾ではこの樹「榕樹」が神仏の樹として使われます。いわゆるガジュマルで…

久々のお休み気分です

今日は久々の時間を作り、とある道の駅の調査に出かけました! すると、こんな所に立派な屋台がありました。関東にはいろんな形状の屋台があり、なにか心を和ませる物がありますね。

ご本人の許可をもらったので紹介します!

台湾原住民のDushuraクンです。 彼は阿美族のダンスで踊っていました。が陸上競技の怪我で長時間の踊りが踊れなくなり、第一線を後輩に譲ったそうです。 彼の家はビンラン(噛みタバコのような小さな椰子の実)を作る農園を営んでいます。お酒が好きで気さく…

笏(しゃく)の意味合い

よく聞かれることがありますので笏(しゃく)の意味合いについて数点申し上げますが、、一般的には笏は『式次第などをメモしたもの』だという説明がなされていますがただそれだけではありません。もしそれだけならば普通笏は左手に持ち、右に筆、という考え…

高士村の民族衣装!

この様子は氏子が伝統舞踊を神前に奉納しているところです。 ご覧ください、この晴やかな衣装と村民の喜ぶ笑顔を! 私はこの日の事を一生忘れることはないでしょう。 青色はパイワンの神話に出てくる太陽の涙と言われる瑠璃の色、赤い色は高士村の伝統的な目…

パイワンの海苔巻き(海苔じゃないけど)

この食べ物は、排湾族出身の警察官の友人に連れて行ってもらったカフェで御馳走になりました。 外側は柏の葉のような葉っぱ、中はアワのご飯、中心は豚肉です。味はダシと醤油の風味が香ばしく、台湾ビールとよく合います。 彼は排湾族では大頭目の甥で、伝…

神社は黙して語る

鋭い方は洞察されていると思いますが、神社の神道という信仰には厳しい戒律や積極的に教えを解かない信仰です。 しかし神社の神前に立つと何か上から見られているのではなく、神様から見られているような感じを受けませんか? もちろん神が感応されている(…

台湾の尺と和尺の違い

この画像は修理を終えた基礎上に図面を当てているところです。 まず最初に、台湾の1尺と日本の1尺は異なります。 私をはじめ一般的に今でも日本の建築の基準に広く用いられているのは明治時代に法律により定められた『曲尺(かねじゃく)』です。 したがっ…

それはその時、起こりました!

御鎮座をしてから3週間が経過し、いろいろあったその時の出来事を少しずつ、「(あの時こういうことがあったな)」という具合で思い起こすことが多く出てきます。 それは招魂の儀の時、絹垣(きぬがき=白い幕)の中で起こりました。 火切鎌(ひきりがま)…

紙垂(しで)を着けてます!

祭祀の前には紙垂を付けますが、この紙垂にもいろんな種類があって、社殿を巡らす紙垂と、向拝(ごはい)の紙垂は大きさを変えてあります。また、なるべく長持ちするように耐水紙を使い、年に数回の交換で済むようにしてあります。 この紙垂も日本国内であっ…