#祭りと伝統

奉納とは、当神社から求めて応じて頂くことを申します

これまで『奉納します』という申し出をいくつかお受けしてましりましたが、全てが実を結んだわけではなく99パセントが御断りする結果となっております。 なぜならば、『この石を奉納したい。送るので建てて欲しい』と、ずいぶん勝手にどこかで作った石碑を…

日本李登輝友の会からの寄付金

当神社は御鎮座4年半が経ちましてございます。当然色んな出来事がありました。 作って2年目で台風で社殿が大破し、台湾の心ある方々からのお支えにより、何とか復興して、その後村のトップの皆様や屏東県政府の深いご理解をいただきまして、現在に至ってお…

この笛を持って行ったのは初めてでした

画像のこの笛は『竜笛(りゅうてき)』ですが、実は私は小学生の頃から獅子笛(ししぶえ)を吹いており、笛にはちょっとした自身が会ったのでございました。 が、最近はあまり吹いていなかったので、この時、吹いた自分の下手さに愕然! 下手過ぎる! この笛…

天皇陛下 御譲位に向けた儀式

宮中三殿の『神殿』に参進される陛下 天皇陛下とは、今さらですが日本の国王であることは当然ですが、王様と何が違うのか、ということを日本人でもなかなか把握成されていらっしゃらない方が多くいらっしゃいます。 もともとは「おほきみ=大王」と呼ばれて…

まもなく、春のお彼岸です。皇室では春季皇霊祭です

御在位中最後となる皇霊祭に向かわれる今上陛下 皇霊殿は御歴代の天皇の霊を祭る社で、中央三連の建物の向かって左の一宇です 皇霊殿の祭儀を終えて、お彼岸中の御都合の宜しい日に、お墓参りである『武蔵野御陵参拝』に参向されます。 そろそろ春のお彼岸で…

お掃除のススメ

よく聞かれる質問ですが、「神主さんって、普段は何をされてるんですか?」とよく言われますね。 一番比重が高いのはお掃除だと思います。 境内の手入れが行き届いている神社はとても気持ちが良いもので、参拝者に、すがすがしい気持ちを提供するのも神主の…

今年は御大典を控えていますので

御大典を控えるこの年ですので、皇宮の儀装馬車をご紹介します。 儀装馬車1号 ハードトップ 屋根に鳳凰(八咫烏)を頂き、葺き返しを着ける。 灯火 4灯 超豪華です。昭和天皇御大典で用いられましたが、屋根が開かないのが難点ですね! 儀装馬車2号 こちら…

今は台湾のお正月ですね!亥年なので、猪が御眷属の神様

護王神社の狛猪 御幣を持つ和気清麻呂(わけの きよまろ) 宇佐八幡神に祈りをささげる清麻呂 宇佐八幡神が降臨し、託宣を下す 猪を御眷属に持つ、護王神社にお祭りされる、和気清麻呂(わけのきよまろ)公です。 奈良時代の天平年間、僧 道鏡が、自分が皇位…

この神社で面白いところは、関係者の歴史と人との廻り合わせです

当神社は最初、陳清福さんと私との出会いが切っ掛けでしたが、その後、鳥居のくぐり初めで注連縄解きをしてくれた少年は、陳清福さんの孫、シャール君です。 大頭目の李文來さんは、牡丹社事件で日本軍と戦って、『こりゃとても無理だ。早く降伏して友達に転…

平成31年例祭(例大祭)は5月5日です!

本年、平成31年の例祭(例大祭)は5月5日です。 今年より当面は当神社の宮掌、佐藤冬木(息子)は学校の勉強と就活で、お休みさせていただきます。 当神社は境内正面大階段並びに東参道スロープを石畳工事をしておりますが、間もなく完成いたします。 また、…

今、何かと話題の大嘗祭!

先日、秋篠宮殿下が大嘗祭の在り方についてお言葉を述べらまして、何かと話題になっております。 さて、大嘗祭とはどういうものかと申しますと、新たに皇位に就かれた天皇が行なう最初の新嘗祭のことで、それを大規模に行うという性質の祭りです。 祭儀の内…

陛下御親祭 新嘗祭

11月23日の夜に2度にわたって、天皇陛下御自身が行われる御親祭として新嘗祭が行なわれました。 この御祭儀は、新穀をご神前に奉り、今年の実りを神様に感謝するとともに、神様と共に陛下が実りを食する直会(なおらい)が行われました。 この新嘗祭は、とて…

十月は神様の月です!

日本では現在、10月の旧称は『神無月(かんなづき)』との表記が定着しています。また、昔話しなどでは全国の神々様が出雲大社に集まり、相談をする、と言われており、出雲大社では確かに神様を迎える神事は行われています。 しかし、これは神様が出雲に行っ…

台湾人の信仰心について

台湾は日本と違い、信仰を意識して神仏に礼拝する民族性です。 ・ 私は道教の信者です ・ 私は仏教の信者です ・ 私はプロテスタントの信者です と、それぞれ信仰を持っており、それを意識している人たちが一般的です。 当神社はおのずと台湾の皆様に多く信…

お神輿の掛け声の各パターン

多くの日本の皆様は近隣の神社でお神輿を奉輿(ほうよ)されていることをご覧になっていると思いますが、その掛け声は、様々であることは御存じでしょうか? 私の出身地では『ドッコイソーリャ』と声を掛けますが、その語源は「六根清浄」であります。 東京…

日本人にとって宗教とは

少し昔、なにか一般人の方の主催する集まりで名刺交換した時の話です。 たまたま隣に座った淑女と話をし、私が神社を運営していることで興味を持たれ、名刺を求められて当然私は「高士神社」と記載されている名刺をお渡しし交換したところ、『ありがとうござ…

研修第一日目

本日の研修メニューは、産土神社(うぶすなじんじゃ)参拝と、十巻祓(じゅっかんばらえ)であります。 この十巻祓とは、大祓詞を10回連続で揺読する修行で、その目的は、正座に慣れてもらうことと、大祓詞を暗唱してもらうことになりますが、入門者を待ち…

日本大学と國學院大學、どちらが正当か!?

ワタクシの出身大学は、日本大学文理学部で神社史を学び、その後に國學院大學神道学専攻科(当時の呼称)で神道を学びました。 しかし神道に関することは日本大学で結構ミッチリ勉強していたので、國學院大學に行った時は『エ!?マジで!? こんなにダサい…

良いご縁も結構たまにありました

最近、悪いご縁ばかりを紹介してきましたが、では心に残る良いご縁はあったのか。。 ありました! 真っ先に思い出すおばあちゃんが! その方は浜松市に住むおばあちゃんでした。今から10年以上前ですが、その時勤めていた神社の宮司さんのお使いで、その方…

外国人が神職になることの難しさ

今回、当神社の台湾人による神職が誕生したことで、世間で大きなニュースとなりました。 外国人が神職になるということは過去にもいくつか事例がありますが、現実的にはかなり厳しい状況です。 例えば当神社のように海外に鎮座する神社においては、これから…

祝詞(のりと)

神社の神前で奏上される祝詞は、一般的には祝詞用紙に書かれた祝詞を読み上げる様式ですが、地方や地域によってかなりの差異があり、さらには神社ごと、さらには神職ごとに異なるものです。 祝詞はその奏上の技術は、神職の中での話でも『彼は良い祝詞だ』『…

高士神社のご復興を行なって、良かった点、悪かった点

当神社に関することを、計画段階も含めて5年あまり携わってきましたが、そうした中で、良かった点も、悪かった点(少しだけ)もありました。 良かった点 ・台湾の多くの人と友達になれた。日本人とは少人数、友達が増えた。 ・色んな事を知ることができた。…

麻(ぬさ)の振り方も結構難しい

『自由時報』より こちらは神事でおなじみの修祓(しゅばつ)の時に用いる大麻(おおぬさ)です。 これは、この神具を使って神前・神饌・斎員・参列者・氏子域を祓い清めるという行為です。 神道の神事でも使いますが、修験道でも使います。修験のものはかな…

日本以外に鎮座する、当神社の特殊性

当神社は日本以外にの国に鎮座することは当然ですが、これまで多くの記者の皆様もそうした特殊性から種々のことに興味を持たれていますが、まずはその参拝方法を例にしますと、やはり神社と称する以上は、一般的な神社参拝方法、『二拜 二拍手 一拝』が一般…

高士村特製弁当!!

高士村特製『祭り弁当』❕ 原住民の食材を使ったお弁当セットで、弁当箱・手染めの風呂敷付き~~❕ 1500日本円で福引の参加権もついています! 氏子の皆さんと一緒に楽しめることウケ合い!! これを食べて原住民とお友達になりましょう! 私と私の友達も…

台湾と仲が良い、神奈川県

神奈川県の旧高座郡は、座間に海軍工場があり、戦闘機『雷電』を製造していました。 その工場に8400人の台湾人青年が働いており、大和市草柳の寄宿舎に住んでました。 敗戦後彼らは自国に帰り、台湾の技術国としての成長に大きく貢献したそうです。 因み…

日本はこれから祭りの季節の始まりです

これから日本は全国各地でいろんなお祭りが始まります。 神霊が神輿に乗って、火の中や水の中に突っ込み、とても荒々しい、『千早振る神の姿』を見ることができます。 と、火の中も水の中も神様が好む場所に突っ込んでいきます。 神輿はとても重く、輿丁(よ…

国外に神社を創祀することはとても大変です

当、高士神社では最初から神を祀り、神事を行うことを前提として進めていたため、当然、大手を振って神様をお祀りしております。 台湾では神祇を祀り、神事を行っている神社として正々堂々と運営しているのは当神社のみです。 こうなる為には様々な苦難があ…

怨念も神たる存在

こちらは出羽三山神社にお祭りされる蜂子皇子です。 この神は第32代崇峻天皇の皇子で、蘇我馬子によって崇峻天皇が暗殺され、難を逃れて出羽に落ち伸びたと言われています。 その風貌は上記の絵画のほか、彫刻類も残っていますがどれも恨みに満ちた憤怒の相…

神社再建予定地に最初に行った時の事

この、高士神社のある御鎮座地に最初に行った時のことです。 村長を始め、大頭目・副頭目・頭目の息子・陳清福さんと、村ではそうそうたる面々が対応してくれて、場所を紹介してくれました。 しかしどうしても私は、一人で数日間掛けてよくよく見てみたかっ…