#祭りと伝統

墾丁名物 純白鳥居と純白参道 ですが、、、

今は名物となっている白い鳥居と参道ですが、鳥居は尾張産の官材の良い材料で、尚且つ無垢のままで使うつもりでしたが、通関と検疫対策で、薄く白い塗装をしておりました。 そのうち雨風で無垢の地が出るであろう、と考えたのですが、意外にもあの辺り一面の…

日本人の信仰心とその精神性

日本国にはもともと八百万の神々の観念がありましたが、西暦530年頃(※諸説あり)に唐の国から仏教が伝えられました。 以降1500年もの間、神と佛は共存してきました。 ... その間、政治的なことや国家観念により、明治時代に分離し、、概ねそままになってい…

台湾の一風変わったお月見!

日本では一般的にお勤めの方は初夏の頃と年末に賞与が支給されますね! 勤め人の楽しみの一つで、醍醐味でもあります。 では台湾では上班族(さんぱんずぉ=サラリーマン)はどうなんでしょうか!? な、なんと、ボーナスの制度を取っていない企業が多いそう…

本年の御例祭は結構大変でした

本年は2月に国民党幹部の議員から批判の標的にされたことから、御鎮座地の村落に一時、ならず者達がやってきて批判活動を展開したことから、御鎮座地付近に居住する氏子が嫌な思いをし、村長とその仲間たち数名で警備に当たってもらいましたが、刑事事件にこ…

神剣幽助(しんけんゆうじょ)

この国宝の見事な太刀は、三日月宗近です。 なぜ『三日月』と号するかと言うと、刃中の模様が三日月に見えることと、太刀の反りが三日月を思わせるほど美しいからこのように呼ばれています。... この、三日月宗近ではありませんが、小狐丸という刀があり、三…

日本人の思いやり

昔の日本は優しかった 昔々、江戸時代の頃に一人の御婆ちゃんが居ました。おばあちゃんはもう高齢で足も悪く、「あ~あ、一度は出雲大社にお参りに行きたかったな~」と常に思っていました。 ある日御婆ちゃんは、手に乗るほどの小さな船に、出雲大社の神様…

意外と気付かない日本の身近な美味しいもの

日本の御神饌(ごしんせん=お供え物)には端っこのほうにお菓子をお供えします。 この場合、和菓子が主流ですが普通に売られているスナック菓子もチョコレート菓子もお供えに上がることがあります。 ひと昔前、台湾に行って気付いたことは『お菓子が少ない…

チャンネル桜さんは台湾ではかなりの人気です!

日本の皆さんはチャンネル桜さんを御存じでしょうか? 保守色の強いテレビチャンネルだとしか思っていない方も多いと思いますが、私は社長の水島さんを始め関係者の方たちをよく存じていますが、一般にイメージする右翼(極右)団体とかでは全くありません。…

全国的に祇園祭

今の季節は全国的に牛頭天王を祀る祇園祭・天王祭の季節です。 昔、夏に疫病が流行するので、牛頭天王・薬師如来を祀り、疫病を鎮めるために祭りが行われました。 牛頭天王は日本の神話に登場する神ではなく、詳しくは廣峯神宮縁起や牛頭天王縁起にその古い…

高士神社の祟り!

今年の2月ごろ、台湾の左翼議員が当神社を批判し、話題になりましたが、多額の金銭トラブルで今回警察に御厄介になられたようです。 いま、台湾では『高士神社にチョッカイ出したから、祟りが起こった』と話題になっているようです。

八幡神の祟り

こちらは鹿児島神宮にある扁額です。 昔、宇佐八幡宮と鹿児島神宮の間で、正式な八幡宮をめぐって争いが起こりました。... ある日、宇佐八幡宮の神人(じにん)が、鹿児島神宮を偵察に来た時に、鹿児島神宮の大繁栄の様子を見て、危機感を覚え、鹿児島神宮に…

戦後の混乱期

闇の日本史② この御神輿は1945年、終戦直後に『神輿事件』となった神輿で、昔、日本の警察官は超偉そうで、国民は皆、警察が嫌いでした。そんな折、この神輿が警察署に乱入し、阻止しようとした警官と争いになり、氏子が警官を袋叩きにしてしまいました。 そ…

七月に入りました

さて、文月がスタートしました。 文月は全国各地で祇園祭が行われます。 主に有名な祇園祭は京都ですが、関東や九州でも広く盛大に行われています。 祭の構成は... ①神輿に乗った祭神が行宮もしくは行在所(あんぐう=あんざいしょ=宿泊所)に神幸(じんこ…

木遣と上棟式

木遣(きやり)は主に祭りの時と、個人宅の建設では上棟式の時に歌われます。 伊勢神宮の式年遷宮では、御用材を引き廻すときに歌われ、また内外両御正宮正殿の中心にある心御柱を立柱した後に、その柱の周りを突き固める杵築祭(こつきさい)の時に斎員の神…

直垂折烏帽子は職方(しょっかた)の正装です

職方奉仕の友人 日本には、『この儀式の時にはこの装束を用いよ』また同時に『この所役(身分)にはこの装束を用いる』という学問があり、有職故実(ゆうそくこじつ)と申します。 この際、神社の世界のみで用いている範囲限定型の学問を「神社有職(じんじ…

台湾に神社を復興して良かったと思っているか、と聞かれますが。

標題の質問を親しい友達からされることがありますが、当該事業を行ってよかったことと悪かったことがあります。まず良かったことから列挙します。 良かったと思う事 ・ 台湾に世代を超えて友達が多く出来たこと ・ なかでも生涯の友達ができたこと ・ 普通の…

氏神様と産土様(うぶすなさま)

よく身近な神様として想いうかべるのは氏神様であることは言うまでもありませんが、氏神様とは本来は『氏族の神様』なので、血縁のある神様の事、もしくは代々その氏族で信仰が受け継がれてきた神様を言いましたが、現在ではあまり気にされず、近くの神様を…

四魂

神道の霊性の考え方についてですが、神道神学(国学院大学で教える神道の哲学)的に言えば、1つの神霊・人の性格には4つの側面があると説明しています。 和魂(にぎみたま)・幸魂(さきみたま)・奇魂(くしみたま)・荒魂(あらみたま) これを一霊四魂(…

私も結構、イやな事はあるものです!

いつも祭典ごとに参向している私ですが、御例祭前にも結構イヤな事があるもので、今回はいつになく心中、穏やかではありませんでした。 そんな時、いつも夜に付近を散歩して、神社に登っていき、星を見ることにしています。 高士村の星はいつも映えていて、…

関東地方の信仰が盛んな地域(霊場)はどこか?

日本にはいくつかの霊山・霊場がありますが、関東では全体的に信仰が盛んな県や地域はどこだと思いますか~~~? 普通に日光とか、男体山とか、大山とかが思い付くと思いますが、宗教史的にも伝承的にも突出したところがあります! それは!! それは !!…

日本の信仰と刀剣

日本の信仰と日本刀とは係わりが深く、神仏の隔てなく用いられます。 まず、神道では当然、天叢雲剣をはじめ、鹿島神宮の布津御霊剣、出雲大社のアギト、など、直接に御祭神と関係する位置の剣が数々あります。 また、刀剣の製作には火は欠かさないことから…

神社は戦争象徴ではありません

神社の創建の目的は、当然ですが、火事が多い村ならば火の神様をお祀りする。 流行り病で沢山の被害者を出したならば、祇園様を祀る、などと、村の安全を各個の安全を祈願することが本来の目的です。 しかし明治時代に登記し存続が認められた神社はすべて国…

お祭りのプログラムが決まりました

4月29日(土)・30日(日)となっております! 自由参列となります! 御例祭内で朝日舞(神楽)、木遣りの奉納があります(短いです)。 また、今まで動画や写真でご覧になった村民の男性女性の皆さんと、かなりの高確率で会えると思います! 日本からおこし…

明治政府が恐れた神

明治政府は日本の近代化に大きな役割を担いましたが、当時の政府が恐れた神があります。 それは 東照神君=東照大権現=徳川家康 です。 なぜなら、明治維新の功労者は次々と暗殺され、治安も大きく混迷した時代でもあったからです。それらのことも、徳川家…

日本の都は!?

わが日本国の京(みやこ)は東京なのでしょうか?その根拠を紐解いてみました。 東京は読んだ通り『東(ひがし)の京(みやこ)』ですね! ここでわざわざ『東の』と言っているということは、本当の都はやっぱり京都でしょうか!? 京都は『京(みやこ)の都…

初めは石を積む覚悟だった!

今は綺麗に整備されている当神社ですが、最初に見た時は基礎は壊れて草に覆われ、基礎から木が生えている状態でした。恐らく長年の雨と木の根によって基礎内の土が膨張し割れたものと思われます。 基礎はあちこちが痛み、中にはレンガや現地産出の頁岩が見え…

日本の敬礼作法

日本の精神性に大きくかかわる理念の一つに「敬いの心」と、日本人と武士道について、一人の立派な日本人を一例に振り返ってみましょう! 世界中に敬礼作法はありますが、今回は日本の敬礼作法について触れて行きます。 まず、一番最初に現在、敬礼をしてい…

右と左、どっちが偉いか?

こちらは、神社でたまに見かける門にある『隋人像(ずいじんぞう)』です。 さて、どちらの方が上位でしょうか!? 隋人像は必ずあるというわけではなく、たまにある、程度です。 また、明治以降の作が多く、明治以降に新たに安置されたものが多いです。 こ…

社格の色々

神社はその歴史上、時代時代によって時の行政や民衆によっていろいろな格を受けました。 現在機能している社格は行政も民間もキッチリと定められているものはありません。 今でも日本人はテレビ番組の『芸能人格付けバトル』であったり「俺のが上位だ」とい…

御神体に関するご質問に関する回答

よく神社の氏子総代に『御神体は何か』または御扉の正面の鏡を御神体と思い、『社殿の中に仕舞うべきだ』との声を多く聞き、結構困るということを聞いております。 御神体とは『依代=よりしろ』と云い、神霊が憑依するものを御神体と言いまして、基本非公開…