2015-11-01から1ヶ月間の記事一覧

荒魂に抗った神様!

昨日、荒魂の雷様についてお話しましたが、大国主神には多く子供がいて、その2代目代表の2柱の神が雷様と交渉に当たりました。その神様は事代主命(ことしろぬしのみこと)と、建御名方命(たけみなかたのみこと)です。 事代主命は父神同様、雷様の厳たる…

日本人本来の気性の荒さ

日本人は温厚・冷静と世界から評価されていますが、その温厚な性質、冷静な行動は荒い気性と表裏一体で形成されています。 日本の神話に登場する神々様は一様に荒い側面を持ち、その対を成している側面が温厚・冷静なのです。 神道的解釈では人間にはそもそ…

全員の協力のもと、御鎮座が成りました

御鎮座が無事に相成ったわけですが、村長・頭目の影響力は絶大でしたが、郷土を愛したい、そして近い祖先を敬いたい、誇りのもてる民族でありたいという若い人の強い心、そしてそれを献身的に支えてくれた村の宗教家各位や女性のみなさん、そして南台湾大都…

速いという事と激しいという事

日本には歴史書の中で最も古い記録は古事記・日本書紀ですが、この双方で色々な場面に登場する荒ぶる神として有名なのは建速須左之男命(タケハヤ スサノオノミコト) が有名です。 この御神名 建速(名の冠詞=勇ましく頭の回転が速い) 須左之男(=お名前…

気性が激しいとは「気が速い」ということです

温厚なのに気性が荒いとは、矛盾していないか?とのお問い合わせがありましたので補足をさせていただきますと、「気持ちが先に出る」=「気が速い」ということです。 例えば、 原住民 『地鎮祭をしてくれ』 私 「良いですよ、いつ?」 原住民 『明日。朝にで…

原住民の気質

台湾の人たちは広く知られているように温厚で、親切で、と言われ、私も本当にそうだと思います。 しかーし!! しかーーーーし!!! しっかーーーーーーし!!!!! やっぱり海の男・海の女!!山の男・山の女!!! 南へ行けばいくほど気性が激しくなり、…

神社の太鼓と神輿の掛け声の語源

お神輿の掛け声と言えばまず初めに思い付くのが『わっしょい・わっしょい』という方が多いのではないかと思いますが、このワッショイは「我背負」「和を背負う」だという方もいらっしゃいますが、いわゆる語呂合わせ解釈である可能性が強いです。 この「わっ…

畿内の二十二社と畿外の総社・一之宮について

現代では近畿地方と言われていますが、その昔は畿内五カ国と呼ばれ、京を中心とした5カ国は別格扱いでした。 平安時代末期に畿内に於いて朝廷から勅使が参向、もしくは神祇官から直接に幣帛(へいはく=おそなえ)が下賜される22の神社を二十二社と呼ばれ…

和様建築と唐様建築について

日本の伝統建築は和様と唐様に分かれますが、いずれも淵源は中国から伝来したものですが、和様は平安時代を通じて『国風化(日本カスタマイズド)』された建築であるのに対して、唐様は鎌倉時代禅宗とともに伝来したものです。 神社建築の多くは和様建築で、…

檜の特性

当神社の御社殿は総檜(ひのき)で作られていますが、檜の特性について少し申しますと、檜は伐採され、水抜きして自然乾燥させると自ら硬化します。それが1000年間硬化し続けて、1000年前後を境に少しづつ脆性を表し始めるという特殊な性質を持って…

迎え火点火の苦労

この白い布(絹垣=きぬがき)の中で昨日集めた地域の枝を使って、火打石で淨火を切り出しますが、この火打ちがなかなか難しく、苦労します。 通常は忌火(いみび)と言ってロクロを使って火を切り出しますがこれには時間を要するため、当日は火打ちで切り出…