荒魂に抗った神様!
昨日、荒魂の雷様についてお話しましたが、大国主神には多く子供がいて、その2代目代表の2柱の神が雷様と交渉に当たりました。その神様は事代主命(ことしろぬしのみこと)と、建御名方命(たけみなかたのみこと)です。
ちなみにブン投げられてしまった際、雷様の強力な力によって腕がちぎれてしまい、雷様は体だけ諏訪の方に飛んで行ってしまったので、腕を『忘れもんだよ!ほれ!』と後から投げたそうです。
それ以来諏訪湖を囲むように諏訪大社に建御名方命はお祀りされ、その時の怒りのエネルギーがいまだに渦となって、七年に一度の御柱祭(おんばしらまつり)の木落としに、ブン投げられてしまった神様はこんな感じだったのかな~、と、神話のお姿を投影させられます。
この柱を立てる祭りは、出雲大社の建築にみられる『珍柱(うずばしら)』のように、出雲流伝の信仰です。