御神体に関するご質問に関する回答

よく神社の氏子総代に『御神体は何か』または御扉の正面の鏡を御神体と思い、『社殿の中に仕舞うべきだ』との声を多く聞き、結構困るということを聞いております。

御神体とは『依代=よりしろ』と云い、神霊が憑依するものを御神体と言いまして、基本非公開です。

社殿の扉の外側に安置してある神鏡は参拝者と殿内の御祭神を媒介する役割を帯びているもので、正確には御神体ではありません。ですから外に安置しています。

一般に御神体とは神社によって異なり、和鏡である場合(様式はほぼ慣習があります)、御神像である場合、霊璽簿(御神霊のお名前を書いた名簿)であったり、石であったり、剣であったり、山であったり、井戸であったり、滝であったり、川であったりと、各神社によって異なります。

当神社の場合も御祭神のために奉製したものに御神霊を憑依していただく祭りを行いました。御神体の種別は申し上げません。