陛下御親祭 新嘗祭

11月23日の夜に2度にわたって、天皇陛下御自身が行われる御親祭として新嘗祭が行なわれました。

この御祭儀は、新穀をご神前に奉り、今年の実りを神様に感謝するとともに、神様と共に陛下が実りを食する直会（なおらい）が行われました。

この新嘗祭は、とても厳重に行われる祭りで、正座の御作法がとてもきつく、長時間でしかも2度行われるので、ご高齢の陛下には玉体へのご負担も相当なものであったことと拝察いたしますが、これまで、ご代拝（代理の人にご祭儀を行なってもらう）もなされずにご自身でずっと行なって来られましたことは、敬意の念に堪えません。

今回の新嘗祭で、今上陛下の執行される新嘗祭はお納めとなりました。

平成という時代をありがたくも共に歩ませていただきました一臣民として、心から御礼を申し上げます。