お掃除のススメ

よく聞かれる質問ですが、「神主さんって、普段は何をされてるんですか?」とよく言われますね。

一番比重が高いのはお掃除だと思います。
境内の手入れが行き届いている神社はとても気持ちが良いもので、参拝者に、すがすがしい気持ちを提供するのも神主の重要な任務ですので、お掃除は必須事項と言えます。

また、お掃除をやり込んでいる神職の手は、『掃除ダコ』があります。神輿を担ぎ込む人に肩にコブがあって『神輿ダコ』があるのと同じく、神主もキッチリ掃除をやり込んでいる人には両手に掃除ダコがあり、ほうきを持つ部分の手がゴツくなっているものです。

またホウキにもこだわりがあって、グリップが太い方が好き、とか細い方が好き、とか、お掃除フォームも、片手で絵の中ほどを持ち、もう片手で柄の先端を掌で包むようにする人や、普通に上下で握る人など、色々です。

しかし雨の時には濡れ落ち葉は厄介なので、みんな硬めのホウキで、掃きながら回転させる「トルネード」という技(私と私の神主仲間ではそう呼んでいます)は一般にみんな使う技です。。

またお掃除は肩回りをよく使いますので、肩の関節が固まる病、いわゆる五十肩とかにはなりにくく、健康にもお勧めです。