麻(ぬさ)の振り方も結構難しい

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自由時報』より



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こちらは神事でおなじみの修祓(しゅばつ)の時に用いる大麻(おおぬさ)です。

これは、この神具を使って神前・神饌・斎員・参列者・氏子域を祓い清めるという行為です。

神道の神事でも使いますが、修験道でも使います。修験のものはかなり大きいのが特徴で、大体すべての道具が大きめです。

この大麻所役(おおぬさしょやく)ですが、学校の祭式の授業ではかなり違う動きを教わりますが、神職として神社に奉職すると「学校のままじゃダメだからこうしろ」と、ほぼ必ずと言っていいほど神社で修正されます。

上のこの者の所作は私の言うことを、彼なりに頑張った結果なので、以前よりは随分気に入る動きとなりました。


神社によっても差異があるのと、また教派神道でもそれぞれのやり方がり、大本(大本教)などでは、最後の部分だけ強く振る、と言ったことが行われます。つまりはそれぞれですね。

また祓串(棒)につけてある紙垂(しで)も一般には四折りのものが多いですが、私は八折りでやっています。
神社では一般に四折り、たまに八折りが相場ですが、修験では五折りであることも結構あります。