台湾の尺と和尺の違い

イメージ 1


この画像は修理を終えた基礎上に図面を当てているところです。
まず最初に、台湾の1尺と日本の1尺は異なります。
私をはじめ一般的に今でも日本の建築の基準に広く用いられているのは明治時代に法律により定められた『曲尺(かねじゃく)』です。
したがって日本では石・木材・錺金具・神仏具等全て共通して『○○尺○○寸ね!』で通りますが、台湾に於いては微妙に尺が異なりますので、この覆屋根(鞘殿)垂木下端(したば)と基礎天端(てんば)、そして鞘殿の柱間に細心の注意を払いました。

いろいろと意思疎通で苦労した点もありましたが、目標としていることは氏子も私も同じでしたので、両者の思いの一致と神様の御守護の下、無事に御鎮座することができました。

先祖同士が友達だと当然子孫同士も友達であり、神様同士も友達なのではないでしょうか!?