現在の台湾における信仰の状況

一般的に台湾というと、普通にイメージされるのは仏教(大乗仏教小乗仏教の中間)と、廟に代表される道教というイメージが一般的だと思います。
しかし台湾は多元国家という表現もあるように、地域によって大きく特色があります。
主に大きな都市が並ぶ西岸部はやはり道教と仏教の寺廟が多いのですが、東岸部は圧倒的にキリスト教が首位を占めます。
キリスト教も様々な宗派がありますが、結構中国で立教された教派が多いことに目を引きます。
ですので原住民は一説には80パーセントの人がキリスト教徒だという程です。

私が最初に村に訪れた際、村出身のとても偉い方にお会いした時、私が村の信仰の状況について説明を求めた時、その方は
『う~~ん、30パーセントくらいはキリスト教だね~~~』というので、
教会の数、そして日曜日の礼拝の様子を見ているととても30パーセントとは思えないので、つい先月くらいに私が
「で、本当はどのくらいの割合でキリスト教徒なのよ?もう解かんってるんだよ?んん??」
と詰め寄ると
『原住民の80パーセントはキリスト教徒だ。私もキリスト教徒なんだ!』とおっしゃってました。
最初からキリスト教80パーセントエリアだってことを私が知ればきっと手を引いてしまうかもしれないと考えたんでしょうね。