神社は若い世代に引き継がれていきます

この牡丹郷高士村の高士佛神社は、若い世代に引き継がれていきます。
高士村の役員の皆さんは今後この神社の維持・保存活動を通じて次世代への引き継ぎを図りたいと仰っています。
また、この村に村落出身の若者が祭の時には帰ってくる、同時に都市部の若者も集う、そのような場所にしたいとの意向です。

今回、村の老人、青年、主婦、少年少女とそして台北の若者、また特に高雄の若者たちが応援に駆け付けてくれました。

村の少年たちには『え?もしかして僕たちの村のためにみんな来てくれたの?真的?(じょんだま?≒マジで!?)!?』と言ってましたが、そもそもこの高士村とはこの漢字を当てたのは日本人なのです。

排湾語で『kuskus村』と呼ばれるこの村は牡丹社事件の和睦後、西郷従道(さいごうつぐみち=牡丹社事件における日本軍総指揮官)が頭目に、その健闘と高潔さを称えてkuskusに高士佛(こうしふつ≒くすくす)という字を当てて「高潔な武士の信仰厚い村」という字を送りました。
現在でも排湾族ではやはりクスクスと呼ばれていますが、都市部では「ガウス」と漢音で発音されています。