御神饌は全て村の特産品です!

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写真を見た私の同級生の禰宜さんから『魚の向きが違うんじゃないか?』と有りがたいご指摘を受けましたが、この魚は淡水魚の『南洋フナ』です!
したがって頭を正中(真ん中)に、且つ背中を御神前にむける慣わしなのでダイジョウブです!当然その禰宜さんにも『これは川魚だからね!』と勝ち誇っておきました。
私は三方(さんぼう=お供えを載せる台)を10台用意しましたが、10台のお三宝にも載せきれないくらいの御神饌が村長と村民によって持ち寄られました。穀物だけでも、主食の粟を始めお米、麦など、四種類も用意され、野菜、果物も充分に持ち寄られ、魚に至っては特産の南洋フナ(と言っても鯉っぽいですけど)も生きてる状態で用意され、私も神職人生を相当していますが、とても豊かな御神饌で感動しました!

さぞや英霊も御先祖様も神様も喜ばれたことと存じます。また、こういうところを見てもこの村の、いや台湾原住民の信仰の敬虔さが直接的に感じられました。

この南洋フナも食用のために日本人が持ち込んで養殖を始めたとか、この村は本当に日本の名残りがいたるところに見られます。
このフナの唐揚げがとても美味しくて、そのクセの無い淡白な味と、コロモの味付けが絶品です(多分日本の唐揚げの素を使ってますね)。
食されてみたいかたは、台湾語・北京語が出来る方は高士社区発展協会に事前にお問い合わせいただければ、何とかなると思います。
日本語のみの方は、直接氏子アタックで気合いで挑戦してみてください。神様のお導きがあれば食べられるかもしれません。

食べることが出来なかった方は運がチョットだけ足りないかもしれませんので、良く良くお参りいただいて、お賽銭は神社に置いてこないで、お手数ですが村の集会所の向かいにある社区発展協会にお預けください。協会事務所に誰もいない時は集会所の左隣りの陳さんにお尋ねくだされば、誰かしら呼んでくれます。
そうすると、多分観光ボランティアの方が何とかしてくれると思います。
では、頑張ってみてください!