良く頑張った!

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これは招魂之儀(しょうこんのぎ)の模様です。4人の氏子から選び抜かれた若者たちによって絹垣(きぬがき)が持たれています。
この招魂之儀は、

一、修祓
二、神体仮動座 (神憑依代=みよりしろ)を斎場に座を移す
三、火切 火打石によって淨火を切り出す
四、招魂 祭る神霊を招いて神憑依代によりついて頂く
五、遷禦 上の儀で神憑依代御神体となったので、神殿内に遷座する
六、鎮座 神殿内に設けられた御神座に御神体が安置される 
七、献饌 お供え物を供える
八、祝詞奏上
九、撤饌 お供え物を下げる
十、撒供 (参拝者にお供え物を分かつ。しかし今回は前日の上棟のため、上棟式のお金(少額です)を差し上げる)

以上の次第を終えましたが、あとで聞いたのですが、絹垣を持つ青年少年たちには、小学生の子もいたので、警蹕(けいひつ=御神霊の来臨・動座の時に発する声)の「ぉぉぉおおおぉぉぉ ぉぉぉおおおぉぉぉ ぉぉぉおおおぉぉぉ(と何度も続けます)」の声が相当怖かったみたいですが、頑張ってくれました。
この儀を以て無事に御神霊が神社に御鎮座されました。

ちなみに私が少年の頃、お神輿に御神霊を遷座するとき、彼らと同様、絹垣の所役につきましたが、隙間から中を覗いてみたくて仕方がなかったものです。
しかし彼等は厳として正面を向いていました。台湾原住民の、信仰に対してとても敬虔である側面に触れた気がしました。

これを御覧の皆さん、排湾族に逢ってみたくなってきませんか!?
村の集会所の手前左側に小さな商店があり、ちょっとだけお土産も売ってます。また、食事を取ることもでき、日本語も通じます。
行けば彼等に出逢えるかもしれませんよぉ!?!?