檜の雑学

自由時報』に「最高級の檜」とあります。が、檜は高級か高級ではないかは、各部によって異なります。

先ずは赤身と白身がありますね。白身は外側、赤身は中心側です。
特性としては赤身は堅いのに対して白身は柔らかく、ちょっと腐りやすい傾向があります。

今回使用した檜は木曽の山で切り出され、白い部分(シラタ)を全て取り除き、赤身のみで笠木、島木、貫き、柱、額束、クサビ、の全てのパーツを木曽檜で作ってあります。

良い檜は目が詰んでいて、性が良い(ねじれが少ない)ので、今回は運良くとても良い材料に恵まれました。また、戦後台湾にはじめて建てる檜の大型の鳥居を手掛けるということで、木工所さんの懇情と積極的なお計らいでかなり格好良く仕上がりました。

また、御協賛してくださった有志の皆さまには心より御礼申し上げます。追って、改めて御礼とご報告をさせていただければと思っております。