日本国は皇国(おうこく)です。

今さら当然なのですが、私は外国の友人に最初に、前もって一つだけ確認をすることがあります。
あなたの国は種別は何?と聞きます。
するとすぐに「私の国は共和国です」や「私の国は連合共和国です」や「連合王国です」や「王国です」と答えてきます。
では日本は何の国だと思う? と聞くと現在のところ100パーセントで
「日本には王朝があるので王国でしょう?」
「帝国、つまり王国ということでしょう?」
と回答してきます。
日本人は自国のことをどのように思っているのでしょう?まさか共和国と答える人は少数派だと思いますが、『日本は日本だ!』と言う人が多いですね。
日本国の政治的トップの役職名は内閣総理大臣ですが、『大臣』は平安時代からある役職で「大臣=おお おみ=だいじん(音読)」ですから天皇重臣と言う意味です。

ひと昔前、今上陛下の即位の礼の御時、一部の人から「内閣総理大臣天皇陛下と同じ高さにするべきだ」との意見と、陛下御自らのご配慮ということもあり、高御座と同じ高さで当時の内閣総理大臣が皇太子殿下と同じ高さで寿詞(よごと=お祝いの言葉)を奏上するという場面がありました。

大臣は天皇の臣下なので同じ高さである必要はありません。

天皇は御尊称は陛下です
諸外国の国王も御尊称は陛下です

皇太子は御尊称は殿下です
諸外国の王子も御尊称は殿下です

大臣は尊称は閣下です
大統領も尊称は閣下です
以下議員、知事、地方公共団体の代表と議員も尊称は閣下でいいでしょう。

ですので、それぞれの御位や役職にふさわしい尊称と対応を使い分けなければなりません。
これは差別ではなく区別であり、常識でもあり、知識人に求められるTPOでもあるのです。