日本国の最も畏き璽

日本国は世界で最も長い皇室(王朝)が存在することを以て世界最長であり、且つ現役最古の国であることは御承知の通りですが、陛下が引き継がれる最も大切な禦璽(ぎょじ=神霊が宿るみしるし)は、いわゆる『三種の神器』です。剣と勾玉(まがたま)と鏡です。
それぞれ、陛下御自身でも直拝(じきはい=直接ご覧になられる)されることは通常はありません。

我が国はこの三種の神器と皇室と国民が共に歩んで歴史を培ってきたのです。
なお、これらの禦璽は奇跡的に大東亜の戦災を免れ、現在も伝えられています。

我々一般国民が目にすることはとてもできませんが、先帝が崩御されるとすぐに皇室を一日でも絶やさないために『剣璽等継承の儀』が行なわれ、その際に箱ふたつの錦の布がかけられた正方形と長方形の璽が新帝に奉られますが、正方形が『勾玉』長方形が『剣』ですが、何れも三種の神器の勾玉と神剣ではなく、陛下の『昼御座(ひるのみまし)の禦璽(みしるし)』(天皇陛下の御守)であると考えられます。