日本の信仰文化について

私も結構、イやな事はあるものです!

いつも祭典ごとに参向している私ですが、御例祭前にも結構イヤな事があるもので、今回はいつになく心中、穏やかではありませんでした。 そんな時、いつも夜に付近を散歩して、神社に登っていき、星を見ることにしています。 高士村の星はいつも映えていて、…

関東地方の信仰が盛んな地域(霊場)はどこか?

日本にはいくつかの霊山・霊場がありますが、関東では全体的に信仰が盛んな県や地域はどこだと思いますか~~~? 普通に日光とか、男体山とか、大山とかが思い付くと思いますが、宗教史的にも伝承的にも突出したところがあります! それは!! それは !!…

日本の信仰と刀剣

日本の信仰と日本刀とは係わりが深く、神仏の隔てなく用いられます。 まず、神道では当然、天叢雲剣をはじめ、鹿島神宮の布津御霊剣、出雲大社のアギト、など、直接に御祭神と関係する位置の剣が数々あります。 また、刀剣の製作には火は欠かさないことから…

神社は戦争象徴ではありません

神社の創建の目的は、当然ですが、火事が多い村ならば火の神様をお祀りする。 流行り病で沢山の被害者を出したならば、祇園様を祀る、などと、村の安全を各個の安全を祈願することが本来の目的です。 しかし明治時代に登記し存続が認められた神社はすべて国…

明治政府が恐れた神

明治政府は日本の近代化に大きな役割を担いましたが、当時の政府が恐れた神があります。 それは 東照神君=東照大権現=徳川家康 です。 なぜなら、明治維新の功労者は次々と暗殺され、治安も大きく混迷した時代でもあったからです。それらのことも、徳川家…

日本の都は!?

わが日本国の京(みやこ)は東京なのでしょうか?その根拠を紐解いてみました。 東京は読んだ通り『東(ひがし)の京(みやこ)』ですね! ここでわざわざ『東の』と言っているということは、本当の都はやっぱり京都でしょうか!? 京都は『京(みやこ)の都…

日本の敬礼作法

日本の精神性に大きくかかわる理念の一つに「敬いの心」と、日本人と武士道について、一人の立派な日本人を一例に振り返ってみましょう! 世界中に敬礼作法はありますが、今回は日本の敬礼作法について触れて行きます。 まず、一番最初に現在、敬礼をしてい…

右と左、どっちが偉いか?

こちらは、神社でたまに見かける門にある『隋人像(ずいじんぞう)』です。 さて、どちらの方が上位でしょうか!? 隋人像は必ずあるというわけではなく、たまにある、程度です。 また、明治以降の作が多く、明治以降に新たに安置されたものが多いです。 こ…

社格の色々

神社はその歴史上、時代時代によって時の行政や民衆によっていろいろな格を受けました。 現在機能している社格は行政も民間もキッチリと定められているものはありません。 今でも日本人はテレビ番組の『芸能人格付けバトル』であったり「俺のが上位だ」とい…

御神体に関するご質問に関する回答

よく神社の氏子総代に『御神体は何か』または御扉の正面の鏡を御神体と思い、『社殿の中に仕舞うべきだ』との声を多く聞き、結構困るということを聞いております。 御神体とは『依代=よりしろ』と云い、神霊が憑依するものを御神体と言いまして、基本非公開…

天長節快楽!!

天長節快楽(てぃあん ちゅあん じえ くゎいら~)! 天皇陛下のお誕生日おめでとうございます! 日出る国の天子さまのお誕生日でございます。 本年は明治時代以降初となる御譲位の詔勅もあり、日本の歴史上も大きな事でした。 陛下は本日のお言葉の中でも新…

左側通行の国!

よく台湾に行ったとき自動車を運転しますが、台湾は右側通行の道路で、かつて日本が政治をしていた時は左側通行でしたが、現在では右通行となっており、運転席や運転操作のスイッチ類もすべて逆となっており、道を曲がるときにしょっちゅうウィンカーとワイ…

日本人の宗教観

日本人の宗教観は外国人には理解しがたいと言われています。 これは宗教観そのものが一宗教のみの国ではないうえに、受容しやすい宗教は多神教で、仏教、道教などは特に古くから神道と習合しており、霊験を修める修験道など、神仏を共に敬っています。 今で…

薬王院の本殿

↑ 薬王院の本殿 ※立ってくれているのは建物の大きさの目安のために、友人に立ってもらっています。 ちなみに彼は身長183cm(本人申告=かなり盛ってるね!)体重60キロ、国籍は台湾、 学歴は台湾大学大学院博士前期 薬学修士 日本の超有名な国立大学大学院…

日本の龍の爪の数

日本の建築物には龍が多く用いられていますが、柱の龍は蛇がミヅチ(龍の少年期)を経て、昇天して龍へとなる、出世と成長の目出度い象徴として用いられ、向拝(ごはい)の目抜き龍(目立つ所にあしらわれる龍)は、龍は雲を呼び、雨を降らせるという説話か…

これは神社でしょうか?お寺でしょうか!?

というわけで、ここは高尾山薬王院で、真言宗の当山方修験道の権現(ごんげん)様です。 社殿は権現造、繧繝(うんげん=彩色による遠近法を使った極彩色)塗りで、お末社は一社殿づくりです。 日本の宗教はお寺か神社か、あまり気にされていない部分があり…

徐々に見直されつつある御譲位の表現

最初は『生前退位』という表現を使っていたメディアも徐々に『譲位』という表現に改める動きが始まっています。 誤りは誰にでもあることなので、これは良いことだと思います。 帝は『皇祖皇宗の神勅で皇位を譲る』ことが慣例とされていて「生前退位」など、…

昔の絵馬は四角です

現在、神社仏閣の御社頭で頒布されている絵馬は五角形の物がほどんどですが、そもそも絵馬は、相当な上位の武士階級の人が大きな祈願をするときに神社に馬を奉納したことに由来しています。 しかし庶民には到底、神社に御神馬(ごしんめ)を奉納することなど…

天皇陛下の御譲位に関する有識者メンバー

政府は陛下の御譲位の御意向を受け6名からなる有識者を発表しましたが、その中にただ一人も國學院大學もしくは皇學館大学の教授が入っていません。 まあ、それだけ信用されていないということなのでしょう。トラブルばかり起こす戦後の新々々宗教の狂信家は…

やっぱり皇后陛下も驚かれた『生前退位』という表現

マスコミでは天皇陛下の譲位の御意志があることにかこつけて『生前退位』などと表現しましたが、皇后陛下は大きくショックであったことを打ち明けられました。 何故なら、明治時代以降は天皇陛下は皇位を継承して以来、御命を終えるまで皇位であり続けること…

神武創業は『麗はし』か!?

よくご熱心な団体の集会などの声明で『神武創業の麗はしき国柄を・・・』という文言を耳にしますが、御承知の通り日本国は2千年来の歴史を有することは疑う余地もありませんが、その草創期が必ずしも麗しかったかどうかは誰も解らないはずです。 日本に文字…

伊勢神宮と皇室・庶民との一側面

伊勢神宮と言えば現在では「正式には単に『神宮』と申し上げ、内外両宮御正殿を始め別宮・諸管社150あまりの神社群を指す」とされ、天皇陛下が御自らお参りされる、とされていますが、長い歴史を紐解くと、御歴代天皇陛下の御親拝は明治天皇まで無く、明…

日本武尊(やまとたけるのみこと)が焼討ちに遭遇したのはどこか

一般に日本武尊が焼討に遭ったのは焼津(やいづ=静岡県焼津市)の説と相模国(さがみのくに=神奈川県)説と2つあります。 焼津にもヤマトタケル伝説があって、焼かれたから『焼津(=焼いたの)』という地名になったという伝説。 一方相模国では厚木で焼…

風土記と風土記稿について

日本は意外と広く、古代の朝廷は統治上各地の地勢・風土などを知るために『風土記(ふどき)』の提出を命じました。 そして命令を受けた国司は、それぞれ編纂をして朝廷に提出しましたが、各地によって出来・不出来は様々で、別格に出来が良く、さらに保存も…

陛下・殿下・閣下の『下』とはどういう意味?

ある友人から陛下・殿下・閣下の『下』とはどういう意味か聞かれました。 もともと日本ではとても偉い人に話しかけることを、大変恐れ多く、遠慮すべきであると考えられてきました。 もし仮に偉い人から直接話しかけられてしまった場合、無視するのもそれは…

日本国は皇国(おうこく)です。

今さら当然なのですが、私は外国の友人に最初に、前もって一つだけ確認をすることがあります。 あなたの国は種別は何?と聞きます。 するとすぐに「私の国は共和国です」や「私の国は連合共和国です」や「連合王国です」や「王国です」と答えてきます。 では…

戦争を美化しているのではありません

隣国の極一部の人たちからは、『靖国神社は戦争を美化している』などと言っているようですが、靖国神社は戦争を美化しているのではありません。 国難に殉職した人たちを弔っているのです。 また、本日の終戦記念日は天皇陛下も諸事控えられ、弔われているの…

なぜメディアは『生前退位』という言葉を造語したのか

現在、メディア各社で天皇陛下の『生前退位』という言葉をあえて造り、騒ぎ立てています。 そもそも天皇陛下は明治時代の前は、皇太子殿下に譲位され、ご自身は退かれることを普通に行っていました。 ですから表現は『御譲位』でいいはずです。 きっと一般国…

祭りで歌われる木遣

木遣り(キヤリ)はお祭りなどで東京を中心とした関東から東海地方でよく歌われます。 では関西はどうなんでしょうか!? 関西にも木遣りはありますがあまり盛んでなないという感じです。 ではどうして関東で盛んかというと、一応理由があります。 木の仕事…

祝詞(のりと)は純日本語です

祭典の時、神職が神前で礼拝対象に対して奏上する言語はヤマト詞(ことば)で構成されている純然たる日本語です。 現代の日本語は平安時代以降の漢字の移入、漢音の発音(中国の唐時代の発音です)、長い鎖国時期を経て明治時代には現代と同じ日本語になった…